PLCでは難しい高度な制御を行いたいときは、より高機能なコンピューターを搭載する必要がありますが、専用の制御用コンピューターの開発を行うのもコストのかかる話ですので、汎用のパソコン(Windowsパソコンなど)を搭載することもあります。
最近ではPLCやタッチパネルも高機能化してきていますが、組み込み用のパソコンも価格が下がり、使い勝手がよくなっています。
当社では、信頼性が必要な制御はPLCなどで行い、データ入出力まわりを小型低価格で入出力がある「Raspberry Pi(ラスベリーパイ)」を搭載し、ネット経由でWindowsパソコンで操作する事例が増えています。
市販ソフトやインターフェース社やコンテック社などのDIO・AD/DA・位置決めボードを使用したい場合はWindowsパソコンを組み込んでしまうこともありますし、良環境であれば市販パソコンを横に設置することもあります。
ユーザーインターフェースが使い慣れているものであり、データを取り込んで数値処理をして判断することや、データを記録することが得意で、高度なソフトウェア処理も既存ライブラリを流用できたりしますので、特に検査機やNC制御などでは今後も使われ続けるかと思われます。
PLC制御とPC制御の棲み分けは、センサーやスイッチやアクチュエーターまわりのリアルタイム処理はPLC、データ処理とユーザーインターフェースはPCが得意ですし、いまどきのPLCはPCとの接続も容易ですので、両方積んでシステムを構築するとシステムがシンプルにまとまることも多いでしょう。
当社では、Windowsパソコンでのプログラム作成は慣れたものですので、小規模なものでしたら難しくありません。
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